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オスカー俳優のニコラス・ケイジが初めて1人のキャラクターを再演する――。これまで意外にもシリーズものへの出演がなかったケイジだが、『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』(2007年12月21日(金)公開)でその封印を解く。
『ナショナル・トレジャー』は、冒険家の主人公ベン・ゲイツ(ケイジ)の活躍を描いたアクション・アドベンチャー大作。1作目は2005年に公開され世界中で大ヒット。その勢いに乗っての今回の続編は、ゲイツが、リンカーン大統領暗殺の汚名を着せられた亡き祖父の潔白を証明すべく、暗殺事件の鍵を握る日記に秘められた、さまざまな暗号を解析。やがて、日記が指し示す最終地点「黄金の都市」へたどり着く。
めくるめくミステリー&アクションが痛快な2作目の公開を前に、東京都内で来日記者会見が行われ、ケイジをはじめ、ゲイツの恋人役ダイアン・クルーガー、ゲイツの相棒役ジャスティン・バーサ、監督のジョン・タートルトーブ、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが登壇。また途中からは、“ブラッカイマー・フィルム”の応援団長を務める元プロ野球選手・新庄剛志さんもゲスト参戦し、「3作目に出してください」と直談判するなど、にぎやかなトークとなった。
__主人公ベン・ゲイツの魅力を教えてください。
ケイジ:日本のみなさんが先祖を敬うように、彼も「自分の存在があるのは先祖のおかげ」と感じている。そこが魅力。ゲイツは、歴史の本に宿るスーパーパワーを使って活躍するヒーローです。
__ケイジさんは今回、初めて同じキャラクターを2度演じることになりましたが、どのような理由でそれを決断されたのですか。
ケイジ:ジェリー・ブラッカイマーの「前作以上のものを作りたい」という情熱に心動かされた。南北戦争やリンカーン暗殺など、描かれる歴史背景にも興味があったし。また、ジョン・タートルトーブ監督は銃撃シーンをあまり挿まない。バイオレンスではない部分にも魅力を持ったので、出演しました。
__撮影で、もっとも大変だったシーンはどこですか。
タートルトーブ:後半の水中での撮影は、俳優陣にとっては過酷だっただろうけど、スタッフからすればとても楽しいものでした(笑)。でも、「黄金の都市」が眠る洞窟内に仕かけられた罠の1つ、“バランス・プラット・ホーム”にゲイツ一行が引っかかるシーンは、数学的な部分も関わってくるから大変だったけど、ジャスティンはどうだった?
バーサ:僕は撮影時、インフルエンザにかかっていたから、やっぱり水中のシーンは困難でした(笑)。でもそんなとき、ダイアンが温かいお茶を出してくれて本当に助かったよ!
__2作目にはヘレン・ミレンやエド・ハリスも加わり、アカデミー賞の受賞者や常連がズラリと顔を揃えることになりました。特にクルーガーさんにとっては、『敬愛なるベートーヴェン』(2006)に続くハリスとの共演。ご感想はいかがですか。
クルーガー:そうですね、ニコラスをはじめオスカーにゆかりある名優がたくさん出ていますが、みなさん、特異で実力も抜きんでている。だから、軽妙な作品であっても深みを与えてくれる。エドとは再共演ですが、今回もいろんなことを学ばせていただいた結果、私自身、真摯(しんし)に役に向き合うことができた。
__ブラッカイマーさんにとっては、メガヒットを記録した『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)の直後のプロデュース作品となりますが、プレッシャーはありましたか。
ブラッカイマー:特になかったです。同じスタッフとキャストだったから、楽しい気持ちで作れました。ヘレン・ミレンやエド・ハリスが新しく加わったのも心強い。(本作が)成功するかどうかはわからないけど、1作目に続いてヒットして欲しいです。
__見どころはどこですか。
ケイジ:ゲイツとアメリカ合衆国大統領が、2人きりになって話をするところはエキサイティング。アメリカの考えがよく表れています。
__それでは最後に、みなさんにとって“私生活におけるトレジャー”を教えてください。
タートルトーブ:私はついこの間、子どもが誕生した。宝物です。
ブラッカイマー:家族です。私の支えになっていますから。
バーサ:僕は、ここにいるみんなとの友情だね。
ケイジ:その通りさ、ジャスティン(笑)。
クルーガー:ジャスティン、私たちもあなたのこと、大好きよ(笑)。
Text:田辺ユウキ
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