「ねぎ焼き」と聞けば、鉄板で丸く焼いた薄生地に、山のようにネギをどっさり…というのが一般的。でも、京橋住民に25年以上愛されてきた[笛]名物の「ねぎ焼き」は、そうではない。
こちらでは、お好み焼きのキャベツの代わりにネギを入れたものを「ねぎ焼き」と呼ぶ。つまり生地の厚みは「お好み焼き」、一方で具材は「ねぎ焼き」風と両者一体型。これは現店主・合志忠彦さんのご両親が生み出したもので、現在では忠彦さんの息子さんにも受け継がれ、親子3代に渡って守り続けている。
「ねぎ焼き」同様にどっさり投入されるネギは、普通のものより粘り気が少ない徳島産“渭東(いとう)ねぎ”を使用。そうすることで、生地をふっくら仕上げるために入れる山芋との食感のバランスが◎。また「ねぎ焼き」お決まりの具材が、牛すじ。普通なら煮込んで味付けされたものを入れるが、[笛]では塩水で湯がいただけのシンプルなものを入れる。さらに、生地の中央に大葉を丸々1枚入れ、風味をプラス。
できあがった「すじねぎ焼き」は、表面に醤油をひとかけ。そして自家製ポンズを付けていただけば、味はライト級、だけどボリュームは「お好み焼き」並み(しかも“すじ”入り)とヘビー級ゆえ、食いしん坊もニンマリ。