「ワインを気軽に飲める店が界隈になかったから…」と、名店[ポンテベッキオ]でのソムリエ経験もある森川さんがオープンした店は、ワインに特化したバーでもレストランでもなく、ご近所さんもソムリエもが集える、ワイン志向の“海の家”。
まず力点が置かれたワインは、店主の経験ゆえにセレクトされた「シャトー ラ トマズ キュヴェ デ リィス‘95」を筆頭に、高級フレンチ店も欲しがるコアな銘柄(約20種)があるかと思えば、銘柄は無関係で、水感覚でガブガブいける1杯250円の気軽な「樽ワイン」もある。
さらに店の懐深さを感じさせるのは、ワイン以外のアルコール。日本酒や焼酎がワイン以上に充実。これは「ワインが好きな人のお連れさんには、ワインを飲めない人が多い」という経験知を反映させた結果。
また、酒と相性抜群の料理は、“海の家”さながらの磯料理。素材は、毎朝、店主自らが自転車で市場まで走って仕入れる鮮度抜群のネタ。それを、例えばホタテやサザエなら、殻付きのまま日本酒と醤油を加え、豪快に炭火焼き。一方、刺身用のたまり醤油には、フレンチのソースでよく使う煮詰めたポートワインを隠し味に仕込んでいたりと、海の家以上フレンチ未満の幅広さ。地元勢のみならず、「電車を乗り継いでも行きたい!」というお客様が続出中。
「北海道産 天然ホタテの炭火焼き」 650円
「三重産 大アサリの炭火焼き」 580円
「三重産 サザエの炭火焼き」 430円