土壁に覆われた田舎風の一軒屋の店頭には、脱穀機がドスン!その横には鎌と鍬。京橋の路地裏に、農家?!と通りすがりの人々の目を奪う居酒屋。
その外観の理由は、御飯にこだわった居酒屋だから。米は、阿蘇の白水村で育てられた「はくすい米」を使用。現地のおいしい空気と水で育った米で、オーナーが初めて食べたときの感動を忘れられず仕入れているもの。そしてそれを炊き上げるのが、「おくどさん」という釜。1度で1〜2升が炊ける大釜ゆえ、火にかければ中のお米たちが舞い踊り、でき上がりはふっくらツヤツヤ。
でも「御飯だけでは酒は進まないじゃない…」という方にもしっかり対応してくれるのが、鶏料理。素材は、無名ながら「名古屋コーチンにも勝る旨さで驚いた」とオーナーが惚れ込んだ、福岡県産の「八女炭素鶏(やめたんそどり)」。現地に数軒しかない小さな養鶏農家で飼育されている稀少種ながら、実家が鶏の卸店というオーナーの強みを見事に反映。朝に農家で締められたばかりの鶏が店にやってくるから、鮮度も抜群。ささみやももをはじめ、生臭く思われがちな部位、肝やズリまでもが造りでいただけるのだ。また、せせりとむね肉をつくねに仕上げた珍しい造りもあり。
これらのアテが揃えば杯がよいよい傾くのも当然で、辛口中心に揃えられた日本酒を筆頭に、焼酎、梅酒、ワイン…と深酒の心配も予想される?!