オランダといえば「パンネンクーケン」。パンケーキのことだが、現地ではお菓子ではなく具にベーコンやチーズをのせる立派な食事。こちらの「パンネンクーケン」も、店長富岡さんが13年のオランダ滞在の間に、行きつけのお店で教えてもらった現地の味だ。ムチっとした食感がチーズやベーコンなどのシンプルな具材の旨味を引き立て、ピザ感覚で食べられる。
それ以外にも、「スタンポット」などオランダ郷土料理が並ぶ。いわゆるマッシュポテトで、オランダではご飯のように夕食のテーブルを飾るメニューだ。ポテトに練りこまれる具は日によって違い、取材日はベーコンとエンダイブ。ベーコンや野菜の旨味がポテトにのって、素朴だが思わず次の一口のスプーンがすすむ。
パンチの効いたメニューを欲する方は、「コップストート(頭突き)」と伝えよう。これは、あるお酒の飲み方の隠語。アルコール度数30度以上のジュネーヴァー(※)という酒がストレートで出される。そして添えられたチェーサーが、なんとハイネケンビールなのだ。家庭料理が並びながらも、ヘビードランカーも満足させるアルコールの楽しみも併せ持つ。酒席を和やかにするか、パンチのあるものにするかは、お好みでどうぞ。
※ジュネーヴァー…オランダジン。1660年、オランダの医師シルヴィウス博士が、アルコールに杜松の実を漬け込み薬酒として開発した。イギリスに渡り、現在のジンへと改良される。開発時のジンの風味を色濃く残すと言われている。
「コップストート」 1,050円〜