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ゴキゲンという濃色で、自分を染めてくれるお店 vol.1 

ゴキゲンという濃色で、自分を染めてくれるお店 vol.1 
Meets Regional ライター 松本賢志のいきつけ vol.1

ゴキゲンという濃色で、自分を染めてくれるお店

ゴキゲンという濃色で、自分を染めてくれるお店

「天王寺の野球小僧」「ホルモン専門記者」「特殊部隊」…。誌面、街場を問わず、いつのまにやら色々な名前で呼ばれるようになった。確かに、昭和な選手のサインが山盛り書かれた近鉄の三色帽を今でも大事に持っているし、中学生の時には甲子園でトランペットも吹いていた。週に3回はホルモンを食べているし、強烈に個性のある人や店、モノの取材をよく頼まれる。そんなことを知ってか知らずか、「なんかオモロイ店連れてってくれ」とのリクエストが絶えない。

とはいえ、これは限りなく難しい注文だ。店の面白さなど人それぞれだし、その日その時のタイミングでもずいぶん異なる。だからそんな時には、ハシゴ酒で判定勝ちを狙うのではなく、一撃必殺のKO勝ちを狙う。「街の濃い店」という濃厚フィニッシュブローで。

ひと言に濃い店と言っても色々ある。店主が濃い、場所が濃い、もちろん味が濃いもある。それぞれの店の濃い部分は各店の紹介から読み取ってもらうとして、重要なのはゴキゲンという名の濃色で、その日の自分を染めてもらえるかどうか。そうなれば楽しさは倍増し、悲しみは塗りつぶされる。今回紹介させてもらう店に案内したほとんどの人達は、その後に常連となるか、顔を合わすたびに「また連れてってくれ」と熱望してくる。きっと忘れられないインパクトある“濃色”に塗りつぶされたのだろう。街の濃い店からの帰りは、誰もが必ず笑っている。

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Meets Regional ライター 松本賢志

松本賢志

生まれ育った天王寺の街に暮らしながらフリーランスとして活躍。その守備範囲は酒場からヴィンテージウェアまでと広く深い。Meets Regional誌では過去に「拝啓カンバンムスメ様」や「淀の坂越え元返し」などのコラムも。

Meets Regional ライター 松本賢志のいきつけ vol.1