
寿司屋のカウンターはバーに似ている。
なじみの店に一緒に連れていってもらう場合は別として、人から聞いて初めて行く寿司屋さんは、少し緊張する。表の引き戸を開ける時に足がすくむ店もあるし(特に銀座)、カウンターに座っても、ぴんと張りつめた空気になかなかなじめなかったり。 |
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初めて行ったときは、モダンな佇まいにちょっと緊張。でもカウンターに座ってすぐ、ご主人を前にしたら、そんなドキドキはふっとんでいった。若いご夫妻が自然体でやりたいことをやっている、そんな空気が満ちていて、とてもリラックスできる。おまかせの合間に出される炭火であぶった(!)トマトや、山菜のサラダなども、気が利いているし、なにより、気楽なムードがいい。 一緒に行った友人が普段より饒舌になっているのも、なんだかおかしかった。聞きたいことは気軽に聞けるし、注文のタイミングもはかりやすいのだろう。いつもより、日本酒が進んだかもしれない。ここなら一人でも来られるなあ。ちなみにすし飯は赤酢、つぶ感のある硬めのご飯で、人肌のぬくもり。魚の種類は多くないが、丁寧に仕込まれたものばかり。 清潔な白木のカウンターは7席で、一人で握ったときに目の届く範囲。キャラ立ちしている大将のカウンターは必ず8席以下というのも興味深い。 (文・金馬由佳) [千成寿司] このお店の紹介はこちら
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