トップ > グルメ > Meetsな人の20軒

ロマネ・コンティより、
旨いものなら毒でも食べる僕です。だいたい脂の乗った××から、霜降りの△△△まで、旨いもの≒身体に悪いもの、ってのは世の摂理ですが。(諸事情により名前は伏せておきます) |
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「シャトー・ペトリュスとアンリ・ジャイエ、合わせて100本以上飲んだ」って自称ワイン通さんでも、この店のワインリストの99%が“???”かも。新地の一等地で、セラーには約120種のワイン。でも、ボルドーはたった2種類のみ。その理由は、100%ビオ専門のワインダイニングだから。ボルドー、ビオワインにかけては後進地域ですからね〜。代わりに主役を占めるのがロワール、ラングドック、ローヌとなるわけ。グラスでも、開けまくってますよビオ、毎日20種類も! オーナーは、ソムリエというよりはサーファーかスケボー少年にも見える、まだ29歳の今城賢さん。フランス、ブルゴーニュで、ミクルスキーなどの名門ドメーヌで約2年勤務。その中で農薬漬けのワイン造りに疑問を持ち、同時に現地でマルセル・ラピエールらの自然派のワインを体験してビオワインの素晴らしさに開眼。帰国後も、ビオワイン一筋となる。リスペクトすべきは、ワインビギナー客が「もっと濃いワインはないんか〜」と叫ぶのに耐えに耐え、3年前から新地でビオワインを勧め続けた勇気と先見性。その勇気ある伝道師ぶりは、新地・ビオワインのひとりヨハネ&パウロといってもよさそう。 ともあれ今城氏が今年もフランスのビオ・エキスポに足を運んで選んだ最近の押しものドメーヌは、「ギ・ボザール」、「アクセル・プフェー」、「クリスチャン・ビネー」といったあたり。もちろん、その日のお薦めグラスワインでも、まるで一口ごとが宇宙遊泳のような、超絶ビオワイン・ワールドを堪能可。味わうごとに、ビオワインありのワイン生活と、なしのワイン生活では、まるで文明社会と無文字社会の差、または宇宙旅行時代と石器時代の差とまで思えてくる。 いずれにせよ、この店のワインの旨さは、全人類に対する偉大な福祉です。 (文・寺下光彦) [キュニエット] このお店の紹介はこちら この店について記事を書く
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