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Meetsな人の20軒

焼肉
焼肉のことを考えると、関西人であったことが、
「本当によかった」と思えてくる。


小さかったころ、焼肉店へ行くことは、何ともいえないくらい楽しくスリリングで格好良かった。オヤジが機嫌のいいときに連れて行ってくれる、生キモやユッケからスタートする店。家族で出かける最後の冷麺が待ち遠しい店、少年野球の大会の帰り、コーチに連れられチーム全員で行ったバイキングな焼肉。どれも自分の身体の中にしっかりと記憶として刻まれている。もちょっと大人になって、女の子と2人で出かけた初めての鶴橋の焼肉店は、ええオッサンになった今でも鮮明に記憶の迷宮からそのシーンを呼び出すことが出来る。

そう関西人にとっての幸せは、いつでもどこでも、「旨い焼き肉が食べたい」と思えば、その気分によって様々なスタイルの焼肉店が、ご機嫌な匂いを漂わせながら、アナタが暖簾をくぐるのを待っているということである。

加えて、関西人にとっての焼肉は、ある意味自分探しの旅であるといえる。そう、生まれた、育った土地によってもその焼肉は違うし経験も変わってくる。

ホルモンも赤身もみんなみんな肉であるし、おいしく肉を食べることに真剣になってきた関西人のありとあらゆる叡智の結晶が焼肉なのではないだろうか。


(文:袖岡保之)


焼肉

焼肉

焼肉
牛を知りたきゃ、ホルモン食うべし 広がるチリトリ鍋 もみタレで焼肉原点回帰 気分でこんな、ええ肉

ミーツな人のオススメ焼肉

ミーツな人のオススメ1軒
[アジェ](京都・木屋町松原)
ええ洋服屋の営業時間さえも決めてしまう焼肉屋
 
  [アジェ](京都・木屋町松原)
   
  [アジェ](京都・木屋町松原)
   
  [アジェ](京都・木屋町松原)
   
  [アジェ](京都・木屋町松原)
京都の街中で、いわゆる東九条、十条、東寺あたりのうまいホルモンをじっくり食べられる店はここしかない。上に行けば旦那焼肉(薄切りステーキ肉を醤油ダレで食べさせてくれるような店)はいっぱいあるし、黙ってお金を出せば[南大門]も[天壇]もあるんだけれど、煙も味の内。

生、ホゾにウルテの白いのんから、ハラミやタンといった赤いのん(みんなホルモンなんですけど…笑)と腹一杯食べて(ま、1人4,000円くらいかな)ガハハハハとやれる、そんな感覚がいいのである。焼きそばを喰っても、ラーメンを喰っても、鉄板(ステーキ)いっても、明日、あなたのシャツはいい匂いのはずである。ならば、黙って「焼肉にしておこう」と心で叫び、もし木屋町で呑むのであるならば、オルメカをひっかけに行く前に、肉で胃を膨らませておくことをお薦めする。

ちなみに、関西どっと百貨店にも出展していただいた三条木屋町上ルの[片山洋品店]のエディ氏は、店閉めてから[アジェ]で飯食べて、木屋町で1杯やって帰ってちょうどええ設定で、自らの店の営業時間(1:00PM〜9:00PM)を決めたとか。

街のええ店の営業時間までも決めてしまううまい焼肉店がある木屋町はご機嫌で幸せな街であるし、[アジェ]もまた河原町や祗園ではなく木屋町にあるからこそ「たまらん」のである。

(文:袖岡保之)

[アジェ]