京都の街中で、いわゆる東九条、十条、東寺あたりのうまいホルモンをじっくり食べられる店はここしかない。上に行けば旦那焼肉(薄切りステーキ肉を醤油ダレで食べさせてくれるような店)はいっぱいあるし、黙ってお金を出せば[南大門]も[天壇]もあるんだけれど、煙も味の内。
生、ホゾにウルテの白いのんから、ハラミやタンといった赤いのん(みんなホルモンなんですけど…笑)と腹一杯食べて(ま、1人4,000円くらいかな)ガハハハハとやれる、そんな感覚がいいのである。焼きそばを喰っても、ラーメンを喰っても、鉄板(ステーキ)いっても、明日、あなたのシャツはいい匂いのはずである。ならば、黙って「焼肉にしておこう」と心で叫び、もし木屋町で呑むのであるならば、オルメカをひっかけに行く前に、肉で胃を膨らませておくことをお薦めする。
ちなみに、関西どっと百貨店にも出展していただいた三条木屋町上ルの[片山洋品店]のエディ氏は、店閉めてから[アジェ]で飯食べて、木屋町で1杯やって帰ってちょうどええ設定で、自らの店の営業時間(1:00PM〜9:00PM)を決めたとか。
街のええ店の営業時間までも決めてしまううまい焼肉店がある木屋町はご機嫌で幸せな街であるし、[アジェ]もまた河原町や祗園ではなく木屋町にあるからこそ「たまらん」のである。
(文:袖岡保之)
[アジェ]
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