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新しいおでかけに挑戦したいけど、どうすればいいかわからない。そんな方に、おでかけのプロが楽しみ方を指南します。今回は、ほんまもんのおみやげ選びのプロを紹介。
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教えて!おみやげ選びの楽しみ方 |
わたしはいろんな場所へ観光や散策におでかけするのが大好きですが、そのときにいつも困っていることがあります。それは訪れた先で、どんなおみやげを買えばいいのか?ということ。おみやげは旅先から帰ったあと、職場の上司や先輩、親戚などへ配るものなので、みんなが絶対に喜んでくれるような逸品でなければ!と気合を入れるのですが、いざ選ぶとなると、果たしてどんなものが喜ばれるのだろうか…と悩んでしまいます。そんな私におみやげ選びのコツやおすすめのおみやげがあれば、ぜひ教えてください。 |
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大阪市 Kさん |

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京都・一乗寺にて、創業の元禄年間より300年近く、独自の漬物・雲母漬を販売する老舗[穂野出]。今回のプロ・田辺 正さんまで13代に渡り、代々、支店を出さず、また地方発送も一切行わず、店へ来てくれたお客さんだけに商品を販売するという独自のスタイルを守ってきました。「訪れた土地でしか買えないもの、それこそ“おみやげ”」という確固たる自信を持ち続ける田辺さんは、まさにほんまもんのおみやげを知るプロなのです。 |
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“みやげ”というのは、漢字にすると“土産”と書くでしょう? これは、その土地が産みだすもの、つまりその場所へ行かないと手に入らないものを指すのです。だから、京都駅に売っているおみやげで、東京や名古屋でも手に入るものは、ほんまもんのおみやげではない。実際にある土地まで足を運び、そこにしかないものを買う、これこそが旅行の醍醐味であり、そうして手に入れるものが“ほんまもんのおみやげ”と言えるでしょう。 |
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おみやげはその土地独自のものなので、周辺にあるお寺や歴史にちなんで生まれたものや、その地の産物を使ったものが多い。つまり、町とおみやげには密接な関係があるんですね。 |
そしてこの試食の際に、私の店はお客さんにひとつだけ悪いことをしている。それは「雲母漬」を食べると非常に喉が渇くのですが、決してお茶を出さないこと。お茶をだすのはお客さんへの礼儀だと分かっています。ではどうしてそんなことをするのかといえば、食べた後にお茶を飲むことで、「雲母漬」の美味しさが消えてしまうからなんです。でもお茶を飲まなければ、5分ほどは味が残り、雲母漬本来の旨みが味わえます。 |
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店のそばには[詩仙堂]や[曼殊院]といった名所がありますが、「雲母漬」を試食後にそれらの場所を散策することで、数分前までは辛いと感じた味噌の味が、お客さんの口のなかで次第に、いい塩梅の味噌汁のような味わいへと変わる。お茶を出さないのも、そうした町とおみやげが生みだす魅力を知ってもらいたいからなんです。
「雲母漬」というおみやげと[詩仙堂]などの名所が一緒に存在することで、いっそう魅力的になる町、一乗寺。そんな一乗寺をはじめ、名所とおみやげものの掛け合わせで楽しませてくれる町というのは、まだまだあります。というわけで、ここでは、そうした京阪神の町を選りすぐってご紹介。
[詩仙堂]×[穂野出]の「雲母(きらら)漬」京風情感じる庭園と京都ならではのこだわり漬物。漬物の老舗[穂野出]の名物「雲母漬」は、店頭以外では購入不可。さらに商品は味に納得したお客さんだけに販売という独自のスタイル。そう聞けば店主は頑固者で寡黙?! と恐れてしまうが、心配は無用。漬物同様に名物の店主・田辺さんが、気さくな話ぶりでおみやげ選びを楽しませてくれる。お店をでた後には、そこから徒歩数分圏内にある禅宗寺院[詩仙堂]へ。「詩仙の間」や回遊式庭園など見どころが多く、特に庭園では、春は白藤、秋は紅葉、冬には椿などが姿を見せ、四季折々の拝観が楽しめる。 >> [詩仙堂]の詳細はこちら |
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[十石舟]×[藤岡酒造]の「蒼空」川面から楽しむ伏見の酒蔵風景とこだわりの日本酒「蒼空」。“日本一の酒どころ”といわれ、町じゅうに酒蔵が立ち並ぶ伏見。そんな町の景観を川面から眺められる[十石舟]は、江戸時代には大阪〜伏見間を往来し、酒や米などの物資を運搬した木造船で、現在は宇治川派流を行き来する観光船。船上から見るしだれ柳と酒蔵が織り成す町風景は、徒歩の散策では味わえない独特の風情がある。そんな船上散策のあとは、こだわりの日本酒がいただける[藤岡酒造]へ。伏見の名水と酒米の旨みを十分に引き出した「蒼空」は、全国の銘酒好きをも唸らせる逸品。 >> [十石舟]の詳細はこちら |
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[須磨寺]×[大師餅本舗]の「大師餅」「敦盛団子」歴史ある須磨寺と寺ゆかりの和菓子。[須磨寺]は、886年(仁和2年)に開基された真言宗の古刹。源平ゆかりの地として知られ、一の谷の合戦で源氏方に討たれた平敦盛の供養塔(首塚)がある。そんな歴史的逸話をもつ古寺である一方、頭を撫でると手が動く五匹の猿の像「五猿」を設置するなど、境内の随所におもしろい仕掛けも。[大師餅本舗]は、須磨寺から駅へと向かう商店街にある、創業150年以上の老舗和菓子店。須磨寺に祀られる弘法大師を偲んだ一品「大師餅」や「敦盛団子」など、須磨の史実にちなんだ銘菓が揃う。 >> [須磨寺]詳細はこちら |
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[南宗寺]×[かん袋]の「くるみ餅」茶道に縁深き寺と銘菓「くるみ餅」。堺の戦国大名・三好長慶が建立した[南宗寺]は、臨済宗大徳寺派の禅寺。無駄を省いて緊張感を生み出す“わび茶”を大成させた千利休や武野紹おうなどの茶人が参禅した寺で、「南宗寺を知らずして茶道を論ずることはできない」と語られるほど茶道に関係が深い。そんな[南宗寺]近くにある[かん袋]は、鎌倉末期に創業され、堺では知らない人がいないと言われる老舗茶屋。うぐいす色の餡がプルプルの餅をくるんだ銘菓「くるみ餅」は、堺散策の〆に買って帰りたい、とっておきのおみやげもんだ。 |
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