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トップ > おでかけ > 教えて!おでかけのプロ > 夏の風物詩・金魚に出会える町、大和郡山のプロ

教えて!おでかけのプロ

新しいおでかけに挑戦したいけど、どうすればいいかわからない。そんな方に、おでかけのプロが楽しみ方を指南します。今回は、夏の風物詩・金魚に出会える町、大和郡山のプロを紹介。

教えて!おでかけのプロ [金魚がいっぱい!レトロな町 大和郡山]

今回の教えて!メール

件名

教えて! 夏の風物詩に出会える小旅行。

今年の夏も、残すところ約1ヵ月。私の友人たちは家族で、海に山に川に…といろんな場所へおでかけをしているのですが、私は家で過ごすことが多く、いまだに夏を実感できずにいます。でも、このまま秋を迎えるなんてもったいない!カラッと晴れた青空のもと、夏ならではのおでかけをしたいな〜と思っています。こんな私に、近場ながら夏を感じるおすすめスポットがあれば、ぜひ教えてください。

送信者

神戸市 Sさん

私がお答えしましょう!『箱本館「紺屋」』スタッフ 堀部久美子さん

堀部久美子さん

生まれも育ちも大和郡山、そして「これから先もずっとこの地で暮らしたい」という堀部さん。一時は地元を離れて暮らしたこともありましたが、やはり大和郡山の町が恋しくなり帰郷。以降は、老舗和菓子屋やカフェのスタッフとして働き、地元の人々と交流。そこで改めて大和郡山の人々の温厚な人柄に触れ、ますますこの町が好きになったとか。現在は観光客や地元の人々に藍染めを教える『箱本館「紺屋」』のスタッフとして活躍中。通勤は歩いて約30分も時間がかかるにも関わらず、「この町は車や自転車ではなく、のんびり散歩をするとおもしろい発見があるんです」と、大和郡山の魅力を目一杯感じる努力を惜しまないプロなのです。

ポイント1 
夏の風物詩、金魚に出会える大和郡山

全国に出まわる金魚の約40%を養殖する、日本屈指の金魚の産地、奈良県大和郡山市。江戸時代、甲斐の国(山梨県)から柳沢吉里が大和郡山の藩主として入城した際に、初めて金魚が持ち込まれたと言われています。幕末期には、職を失くした武士の内職として金魚の養殖技術が広まり、以降、明治初期にかけては農家が副業として始めたことから、町全体で盛んになりました。

現在の市内には、50へクタール(甲子園球場 約13個分)もの“金魚畑”と呼ばれる養殖池があり、夏のお祭りには欠かせない金魚すくい用のものから、観賞用の高級魚まで、年間7,000万尾の金魚が養殖されています。

また町なかには、養殖池だけでなく、一般の人々や観光客が楽しめる金魚スポットが至るところに点在しています。なかでも今回は、金魚に関する文献や工芸品を展示する金魚資料館、そして家庭での飼育・観賞用にも購入可能な金魚を販売するショップをご紹介します。

夏の風物詩、金魚に出会える大和郡山

郡山金魚資料館

郡山金魚資料館

金魚養殖場[やまと錦魚園]に併設された資料館。日本産金魚の系統図、金魚柄入りの刺繍や茶碗などの工芸品、金魚が描かれた江戸期の浮世絵など、金魚に関する民俗資料が多数展示されています。

また併設の「泳ぐ図鑑」スペースには水槽がズラリと並べられ、水中をスイスイと泳ぐ生きた金魚を鑑賞することができます。目玉が上を向いたキュートなルックスの頂点眼、真珠をはめたような鱗模様が美しいパールスケール、目の下に風船のような膨らみをもつ水泡眼(すいほうがん)など、珍しい品種約25種が揃い、見てまわるだけで小1時間は充分に楽しめます。

金魚ランド幸田

金魚ランド幸田

レースのような尾びれが美しく、天然記念物にも指定されている高知の「トサキン」、同じく天然記念物で体に美しい赤白模様をもつ愛知の「地金(ジキン)」(※)など、稀少な国産金魚、さらに黒ランチュウなど目の周りのコブが特徴的な中国産など、常時約35種の金魚を販売しています。

価格は、家庭で手頃に飼育できる1匹数百円のものから、定年後のおじ様方が観賞用に購入することが多いという1匹ウン万円の高級魚まで、幅広く取り揃えてあります。全国で年々誕生する新種も随時入荷中。

※「トサキン」や「地金」は、売買が可能な天然記念物とされています。

ポイント2 
藍の中を泳ぐ金魚にうっとり、藍染め体験!

今回のプロ・堀部さんがスタッフを務める『箱本館「紺屋」』は、江戸期から藍染め商を営んできた奥野家の町屋を再利用した藍染め体験施設。工房では、初心者でも気軽に楽しめるよう、堀部さんをはじめとするスタッフが模様のつけ方や染め方を丁寧に教えてくれます。

白地のハンカチに輪ゴムをくくりつけたり、洗濯ばさみを挟んだりして模様を付ける定番の藍染めは1年を通して体験できますが、夏休み限定で登場するのが、金魚柄入りのもの。染料で藍色に染め上げたハンカチやバンダナなどに、金魚柄の型紙をあて、そこに抜染剤を塗ることで色を抜く型抜染(かたばっせん)という技法で作ります。

完成品は藍染め独特の紺色のなかに金魚がすいすいっと泳いでいるようで、見ているだけで涼しい気分に。

藍色に泳ぐ金魚にうっとり、藍染め体験!

また藍染め体験の後は、併設された[金魚ミュージアム]もぜひ観覧してみましょう!ここには金魚柄が描かれた陶器や浮世絵、金魚玉など、常時約100点の美術工芸品が展示されています。すべてが金魚に関する品でありながら季節によって展示内容が入れ替わるので、年に数回訪れるお客さんでも楽しめるようになっています。

金魚ミュージアム内の展示の数々


箱本館「紺屋」の『型染め金魚』体験

開催期間:

2007年7月21日(土)〜8月31日(金)の毎日開催
※要予約(注:イベント開催日や予約で一杯の場合は体験不可の場合もあり)

時間:

9:00AM〜、1:15PM〜の1日2回実施。所要時間は約2時間

料金:

ハンカチ800円、バンダナ1,100円、大判バンダナ1,300円、ハンドタオル(8月限定)800円。※入館料(大人300円、小人100円)別

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ポイント3 
金魚だけじゃない、大和郡山のおでかけスポット

大和郡山といえば金魚の町という印象が強いですが、この町の魅力はそれだけではありません。特に1580年に筒井順慶が築いた[郡山城]の城下町としての面影を残した町並みは、休日にのんびりと散歩するにはぴったり。ここでは、金魚だけにとどまらない、大和郡山の魅力スポットやお店をご紹介します。

大和郡山城跡

大和郡山城跡

天正8年(1580)に筒井順慶が築城した、大和(現在の奈良県)最大の城郭。桜の名所として広く知られていますが、それ以外には城郭の石垣に注目!築城の際、奈良の古社寺から集めたという石材には、じっくり見ると石仏が彫刻されたものが含まれ、石造美術愛好家が鑑賞に訪れることも。現在は城館がなく、石垣、内堀、外堀の一部が残っています。

奈良県立民俗博物館

奈良県立民俗博物館

古代から奈良に暮らす人々が、この地特有の風土のなかから生み出し、改良工夫を重ねてきた生活用具や民具などを展示した博物館。稲作に使う農具とともに、人形を設置して実際の作業風景を再現するなど、当時の庶民の暮らしを知ることができます。博物館に隣接する26.6haの広さをもつ[大和民俗公園]には、江戸期の古民家11棟が移築復元されています。

本家 菊屋

本家 菊屋

1585年創業の老舗和菓子屋。銘菓の「御城之口餅(おしろのくちもち)」は、粒餡を餅でくるんで青豆のきな粉をまぶした一口サイズのお菓子で、かの太閤秀吉も味わったことで知られています。またこのお菓子は、当時、今よりも青豆のきな粉は青みが強くウグイス色だったことから、「鶯餅」と秀吉により命名されたという逸話も残されています。




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