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新しいおでかけに挑戦したいけど、どうすればいいかわからない。そんな方に、おでかけのプロが楽しみ方を指南します。今回は、落語を楽しむプロを紹介。
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教えて!落語を楽しめるスポット |
私の母は大の落語好き。お友達と連れだってよく寄席にも出かけていきます。先日そんな母が私と息子を寄席に誘ってくれたのです。うれしい反面、まったくの落語初心者である私と息子が、果たして楽しむことができるのか不安になりました。誘ってくれた母のためにも、せっかくなら心から楽しみたい。そのためには予習は必要不可欠。そこでお願いなのですが、落語について学べて身近に感じられるスポットを教えてください。 |
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大阪市 Kさん |

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落語との付き合いは20歳からスタート。ラジオ放送で落語を聞き、そのおもしろさに開眼したのだとか。以来、寄席に通い詰め大学の卒業論文は、落語と能や歌舞伎などを比較した「落語考」。その後、ラジオ局の和歌山放送に就職し、プロデューサーとして落語の番組「紀の国寄席」を企画、放送させた。それが縁で[天満天神繁昌亭]の立ち上げに際し、スタッフとして加わることになり現在に至る。 |
落語の始まりは仏教における説教や戦国時代のお伽衆(とぎしゅう)など諸説あります。しかし、舞台を作りお客さんを呼んで噺を披露する形が出来上がったのは約300年前。京都の北野天満宮で辻話を演じていた露の五郎兵衛(つゆのごろべえ)と、同じ頃に生國魂神社で辻話を演じていた米沢彦八(よねざわひこはち)が、落語の始祖とされています。
江戸時代も末期になると江戸では屋根がついた小屋が整備されました。上方落語に関して言えば、小屋だけではなく講釈師や大道芸のように道で演じる形でも発達していきます。そのため、上方落語と江戸落語ではひと目でわかるある違いがあります。それは “小さな舞台”とも言える見台(けんだい)と膝隠しが上方落語にはあること。これは大道芸として道で話していた時、台を叩いて注目を集めたり、客との境界線を作るために置いていた名残なのです。連綿と続く伝統の技は外国人の目にも魅力的に映ったのでしょう。明治になると快楽亭ブラックのような外国人の噺家も誕生しました。
そんな上方落語が危機を迎えたのが戦時中から戦後にかけて。なんと噺家が7、8人しかいなかったのです。その原因は新興の漫才が人気を集め始めたことや、看板落語家の相次ぐ他界が挙げられます。それを救ったのが「上方落語の四天王」と呼ばれる桂米朝(かつらべいちょう)、笑福亭松鶴(しょうふくていしょかく)、桂文枝(かつらぶんし)、桂春団治(かつらはるだんじ)の4人。彼らは古老の噺家に積極的に稽古をつけてもらい、消えゆく運命にあった噺を残すなど精力的に活動しました。その甲斐もあって徐々に弟子も増え、現在のように人気を取り戻すことができたのです。
[天満天神繁昌亭]は60年ぶりに復活した上方落語を年中楽しめる施設です。昼と夜の2回に分けて、落語をはじめとする漫才やマジックなどの演目を見ることができます。上方落語協会の会長である桂三枝(かつらさんし)を筆頭に、天神橋筋商店街の皆さんも資金集めに奔走し、市民の力が結集した小屋なのです。
ここは噺家にも愛され、桂三枝をはじめ桂ざこばなど、テレビでもおなじみの噺家が出演してくれるんですよ。だから、気軽に見に来てくれるお客さんも多くて、そこを入り口に落語の楽しさにはまってくれたりもします。この小屋自体、上方落語の楽しさを伝えていければと思って作られた場所なので、新たなファンが増えていくのはうれしいものですね。ここも早いものでもうすぐ1周年を迎えます。それにあたって記念イベントも開催するので期待していてください。
2007年 9月11日(火) 笑福亭呂鶴・呂竹親子会 特別ゲスト 桂春団治
2007年 9月12日(水) 笑福亭鶴瓶一門会 鶴瓶除く全員出演
2007年 9月13日(木) 露の五郎兵衛一門会 吉次・団四郎・五郎兵衛・新治・都 出演
2007年 9月14日(金) 林家花丸・染雀二人会
2007年 9月15日(土) 繁昌亭1周年記念・上方落語協会50周年記念特別興行
2007年 9月16日(日) 桂三若・雷門獅篭ふたり会
※詳しい内容は[天満天神繁昌亭]まで
普段なにげなく通る道や近所にある寺社仏閣、または街角。上方落語の噺の舞台になっている場所は、案外私たちの身近にもたくさんあります。実際にその現場を訪れ、昔の人たちの悲喜こもごもに思いを馳せて落語を身近に感じましょう。
◆「舟弁慶」の北浜…ライオン像が目印の難波橋(浪花橋)は、夕涼みのメッカとして多くの落語の舞台になっています。普段は妻の尻に敷かれている男が、内緒で友人と舟遊びに出かけます。調子に乗ってどんちゃん騒ぎに興じる男が、ふと橋の上を見上げると、そこには妻の姿が!?偶然にも妻は浪花橋で夕涼みをしていたのです。それから2人は壮絶な夫婦ゲンカを始めて… |
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◆「らくだ」の千日前…とある長屋に“らくだ”というあだ名の男が住んでいました。落語が始まって早々そのらくだが死んでいるのを、部屋を訪ねてきた兄貴分の男が発見します。兄貴分の男は通りすがりの紙屑屋をつかまえて葬儀を手伝わせ、いざ千日前にある火葬場へ。ところが、途中で棺桶の底が抜けて死体が入れ替わってしまい… |
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◆「鹿政談」のならまち…ならまちに豆腐屋を営む六兵衛さんが住んでいました。そんな彼が豆腐づくりに励んでいると、外で犬がオカラを食べているではありませんか。六兵衛さんはすかさず棒を投げました。すると犬に命中。打ち所が悪くて死んでしまいました。しかし、驚いたことにそれは犬ではなく鹿だったのです。奈良では鹿殺しは大罪。六兵衛さんの運命やいかに… |
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◆「三十石」の三条近辺…大阪から伊勢参りをして、再び大阪に帰るまでの旅の様子を描いた「東の旅」シリーズ。そのラストを飾るエピソードがこれ。冒頭に京の街中を歩く場面があるのですが、途中で「三条と五条の橋は、お上がかけた公儀橋やから欄干に擬宝珠が許されている…」というセリフが出てきます。擬宝珠とは欄干の上の玉ねぎ型の装飾物のことで、昔は朝廷に関わる建造物にしか使用されることが許されていませんでした。京都で三条大橋を渡る時には、欄干をチェックしてみて下さい。 |
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落語の舞台で用いられる小道具といったら扇子と手ぬぐいと実にシンプル。しかし、この2つを噺家が操るとたちまち変幻自在に様々なものへと姿を変えるのです。ここで学んだ小道具使いを実際の舞台で目にすれば、落語がぐっと身近に感じられるようになるはず。
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○箸…細長い形状が似ているので箸として使われます。扇子を親指と人差し指で支えながら口の前で上下させれば、何か食べているようにみえます。 |
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○手紙…手紙の文面として用います。扇子を広げれば折ってあった手紙を広げて読んでいるみたいでしょう? |
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○槍…槍に見立てるには少し短い気も…。しかし、扇子を右手に持って左手で先の方を持っているようにするとあら不思議。槍に見えちゃいました! |
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○本…扇子に比べれば厚みがあるので、手紙というよりは本として使います。 |
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○煙草入れ…煙管に見立てた扇子とセットで煙草入れに。煙草入れの中に煙管の先を入れて、刻み煙草を詰めて一服。 |
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○財布…折り目からお金を取り出す動作を。それにしてもこれだけ分厚い財布なら、いっぱいお金が入っていそう♪ |
大阪唯一の落語の定席である[天満天神繁昌亭]で笑いを堪能した後は、ご近所のスポットにも寄り道。子どもの好奇心をチクチクと刺激する“こどものための博物館”からお年寄りの信仰心に火をつける神社までご紹介します。
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「キッズプラザ大阪」遊びを通して「身近なことがらに新鮮な発見や驚きを感じられるように」と、展示とワークショップを融合させた“こどものための博物館”。 5階の「やってみる階」では、参加型の展示が盛りだくさん。 |
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「大阪天満宮」菅原道真公を祀り、学問の神様として親しまれている神社。平安後期の天暦3年のある夜、[大将軍社]の前に突然7本の松が生え、夜毎にその梢が金色の霊光を放ったのだそう。これを道真公にゆかりの奇瑞として、この地に天満宮を造営したのが創祀。 |
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「大阪くらしの今昔館」大阪の魅力をもっと再発見・再認識して欲しいと建てられた住まいのミュージアム。大阪にいちばん活気のあった江戸時代の暮らしを原寸大の模型で再現したり、体験できる博物館となっています。 |
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